Birger Kaipiainen (1915-1988)の大迫力のユニークピース。
テーブルの上には彼が生涯テーマとして取り上げ続けたすみれの花が一輪、周りには花や果実、天井にはシャンデリアが配置され、辺りを蝶が舞うゴージャスなデザインに仕上がっています。

こちらの作品は、2000年にアラビア社より400枚限定生産販売された「The Second Millennium Plate Arabia Finland Juhlavati 2000」のデザインと非常に似ています。
生産販売された2000年にはすでにKaipiainenは亡くなっているので、アラビア社は本作品のデザインを採用、デザインを多少変更して販売したものと推測しています。もしかすると、生前のKaipiainenはSecond Milenniumほか何かの記念販売としてプロダクト化される意図を持って本作の制作に臨んでいたのかもしれません。
どのような背景で本作が生み出され、どのようにしてプロダクトとして世に広まることになったのか、想像するのも楽しめる作品です。
国内で出回る機会が極端に少ないKaipiainenのユニークピースですが、その中でも上記のような意味合いで特にスペシャルな一品となっております。

背面に1ヶ所チップあり。



Country : FInland / フィンランド
Brand : Arabia / アラビア
Series : -
Designer : Birger Kaipiainen / ビルガー・カイピアイネン
Age : -
Size ：44.5×42cm