Oiva Toikka (オイヴァ・トイッカ)のキューブ。
キューブといえば1977年から毎年製作されているアニュアルキューブがお馴染みだと思いますが、こちらはそれよりも前、70年代初頭に実験的に製作されたものです。
作品集に全く載っていないので製作数は相当少なく、何種類あるのかなどもわかりません。
そもそも作られた当時はキューブという名前ではなかったかもしれませんね。

アニュアルキューブは一辺8-8.5cmに対してミニキューブは1辺4-5cmと、片手でつまめるサイズ。
デザイン自体も、アニュアルキューブはガラスの中で何か生命体が激しく燃えているかのような華やかさであるのに対して、こちらは卵や苔を彷彿とさせるような柔らかい表情です。
この小さな物体が今の豪華絢爛なアニュアルキューブやキューブを使用したあらゆるガラスアートの歴史に繋がっていると思うと、その歴史の始まりにふさわしい、愛おしい存在に思えます。
側面角、底面角にそれぞれ1箇所ずつ極小さく薄いチップ(全長1mm以下)があります。
極小さいため写真に映すことことができませんでした。(該当箇所を赤丸で囲いました)
より詳細なコンディションをご希望の方はお問合せください。
カットサインは「O.T Nuutajarvi Notjo」


Country : FInland / フィンランド
Brand : Nuutajarvi iittala / ヌータヤルヴィ イッタラ
Series : -
Designer : Oiva Toikka / オイヴァ・トイッカ
Age : 1970年代
Size ：W4.5×D4×H4.5cm