Rut Bryk (ルート・ブルック）製作のりんごのタイル。
彼女は1949年にイタリアから戻った後初めて石膏で型取ったタイルを製作開始し
その後数多くの石膏型タイルを生み出しました。
年を重ねるにつれて具体から抽象化されていく彼女の作品の中でも
極初期、1949~1950年代前半の作風と思われます。
敬虔なクリスチャンでもあった彼女にとって、
キリスト教でモチーフとして用いられるりんごをデザインすることは
極自然なことだったのかもしれません。

シティータイルとはまた違う、絵画のような趣を感じられる逸品です。
中央部分にφ2mm程のチップがございます。
長年飾られていたようで、裏面には汚れが付着しています。
右下に「BRYK」のサインあり。


Country：FINLAND /フィンランド
Series：-
Designer：Rut Bryk / ルート・ブリュック
Size ： W130xD107xH13mm