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フィンランド、Rut Bryk作の蝶々のレリーフ。

こちらは父親が生物学者として蝶の研究を行っていたという経緯から

製作され始めたものです。

規則正しく壁に配置された姿は大きな蝶の標本のよう。

Rut幼少時に両親は離婚し、母親とともに暮らしていました。

父親と暮らしていた幼い頃、蝶の標本や本(リトグラフ)が飾られていた家で育ち、

そんな研究者であった父親との思い出が詰め込まれた作品なのでしょう。

また、恥ずかしがり屋で大人しい女学生であったRutが

国民的人気デザイナーTapio Wirkkalaと結婚をし、

2人の子供を産み、自身もデザイナーとして活躍し出すという環境の移り変わりを

小さな幼虫から可憐な羽を生やして見事に変身する蝶々の姿と重ねていた、

という説もあります。

裏面には当時のRut Brykの名刺と思われるカードがテープで止めてあります。


ヒビや欠けなど特記するダメージのない、非常に良好なコンディションです。






Country：FINLAND /フィンランド

Series：perhonen butterfly / ペルホネン バタフライ

Designer：Rut Bryk / ルート・ブルック

Size ： W115×D115×H37mm








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